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フランス・ヴァルマーニュ修道院の庭

モンペリエから、地中海のセートへ行き、ここからタクシーを使って、内陸にあるヴァルマーニュ修道院へ。
1138 年に建設された旧シトー会派修道院で、フランス革命でワイン倉庫となってしまった修道院です。しかし、聖堂、回廊は美しく、敷地内の入り口近くのハーブ園は充実し、木枠の中に一種類のハーブを植える修道院ハーブ園としての形を残し、太陽のもとにクラリセージ、オレガノ、マートル、コンフリー、ラベンダーが元気に咲いていました。隣の果樹園にはリンゴ、ヨウナシ、イチジクが実り、横の作業小屋にはワイ ン製造の名残がありました。ここのハーブ園を見学に来る人は少ないようですが、フランスの方々は実に食文化。
修道院レセプションでは、ワインをテイスティングでき購入できます。
修道院に隣接するレストラ ンは、オーガニックレストランです。 オーガニックの食事とテイスティングをしたワインを楽しむために、はるばる訪れる方多いそうです。
大きな ワイン樽がいくつもはめ込まれワイン倉庫になった聖堂で、その歴史をたどれます。 聖ベネディクトゥスの会則を守る白い僧衣のシトー会派は、勢力のあるクリュニー会派から別れ、より厳格な会派として聖ロベールが 11 世紀にシトー村に創設し、クレルヴォーのベルナールがヨーロッパ中に広めて行きました。広い地域に千いくつもの修道院が作られていき、中でもベルナールが関係するシトー会派修道院は、クレルヴォーを核にして 69 も建てられました。 修道院は、人里離れた川のほとりに、その土地の有力者から土地を提供され寄進を受けて、数人の修道士により、最初に教会堂を作り、祈りと労働の日々となります。何年もかけて回廊や仕事部屋、大食堂などが作られます。

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