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フランス 3 メリッサ

メリッサ Melissa officinalis  レモンバーム 

ドイツのヒルデガルト・ハーブ園で迎えてくれるのはこのメリッサです。

 

白い花をつけるメリッサは、ギリシア語でミツバチの意味を持つので、ミツバチが群がり蜜を吸っています。北海道のハーブ園の東屋でアロマ自然香水を創っていたとき、このメリッサの蓋を開けたとたん、ミツバチが飛んできたのでびっくりした事があります。反対に蜂に刺された時は、このハーブを揉み応急処置とすることができます。

 

甘くて良い香りで、葉と花に含まれるオイル量がごく僅か(実質0,05%)なので、大変高価な精油になります。精油はヘルペスの早期ケアに。ハーブを使用しても良い。偽造品も多く、シトロネラやレモンで造られている。

 

ドイツのアロマテラピーの権威者ヴァプナー教授(タオアシス社の特別講師)によると

 

修道女のカルメリト精(メリッサ入りリキュール)

 

南ヨーロッパではこの植物は「心の喜び」と呼ばれており、不死身の薬と言われています。修道院の医学では、メリッサは万能薬とみなされていて、カルメル会(複方メリッサ精 ドSpiritus melissae compositus)では既に17世紀にメリッサを一般的医薬として導入していました。このメリッサ抽出はクローブ、ナツメグ、アルコールと一緒に漬け込まれるのです。これは今日でもあらゆる体の不具合に効くということで飲まれている。

 

≪参考≫現在ドイツの薬局等で販売されている

KLOSTERFRAU Melissengeist 修道女のメリッサ水

 

頭、ハート、胃腸、神経に有効的で、心配ごとでナーバスになった時、睡眠障害や、胃腸の調子が悪い、気象の変化に敏感な時等多くの場合に使われているようで、スーパーにも置いてありました。「100mlの液体の内容」は、メリッサ葉、アラント根、アンジェリカ根、ジンジャー根、クローブ、ガランガル根、ブラックペッパー実、ゲンティアン根、ナツメグ種、ダイダイの皮、シナモン樹皮、シナモン花、カルダモン種、蒸留時のエタノール96%と精製水  「使用方法」1~3日 軽量カップせいぜい25mgまで 5-10mgを飲用する。

 

又、テオフラストス・パラケルスス(Theopharastus Bombastus von Hohenheim)によると、この植物は我々の馴染んでいる最も古い薬草の一つで、とても重要であり、彼はメリッサと炭酸塩カリウム(Kaliumcarbonat)を混ぜたものを作り、Primum ens melisseと名づけた。昔は、メリッサは鬱病治療、脳や神経の強壮に用いられ、古くより心臓への効果と神経システムへの影響が認められていました。

 

 

タオアシス精油のブレンドの例 1.月経痛のマッサージオイルの特別ブレンド;

 

カモミール・モロッコBIO3滴/ローズシュトルツ(ローズウッド代替精油)8滴/マージョラム5滴/クラリセージBIO5滴/ジンジャーBIO8滴/メリッサBIO2滴/ヤロウ・ブルーBIO2滴★ベースオイルで希釈して使用 (アルニカオイル+カレンジュラオイル+オトギリソウオイル)

 

例2.更年期のマッサージオイル用マッサージブレンド;

 

グレープフルーツBIO6滴/スターアニスBIO4滴/フェンネルスウィートBIO4滴/ゼラニウム(ローズ)BIO2滴/メリッサBIO2滴/ローズ2滴/クラリセージBIO6滴/ベチバーブルボンBIO4滴/サイプレスBIO6滴 ★ベースオイルで希釈して使用。(月見草オイル、ローズヒップオイル、マカダミアナッツオイル等で)