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日本の薬草園 東北と長野の2か所

東北、青森県八甲田の「酸ヶ湯」近く標高900メートルに、『東北大学植物園八甲田山分園』があります。雪に埋もれていた『酸ヶ湯温泉』は、緑に包まれていました。(7月初め)

見学路が続いていますので、それに沿って山道のようななだらかなコースを進んでいくと、青森の樹木アオモリトドマツやミズナラ、ナナカマド、コシアブラ、ダケカンバ、ハウチワカエデ、マルバマンサクなどの標識を見ながら、下草を見るとツマトリソウ(サクラソウ科、五弁の白い花びら)や、オオバキスミレ(スミレ科、黄色い花)など可憐な花が咲いています。湿地帯には、木道があり水芭蕉の名残も、ハイマツもありました。
とても歩きやすく、樹木や薬草好きの方にはおすすめです。
6月下旬から7月~8月がお勧めです。
『東北大学植物園八甲田山分園』はこちらから・・・

  

もう一つ

長野県上田市真田に、『薬草の森りんどう~菅平薬草栽培試験地』があります。
上田藩が江戸時代、今から130年前に薬草を栽培していたところで、たくさんの薬草が自生し、ハーブの畑もあります。
ハーブは、ラベンダーをはじめ、フェンネル(ウイキョウ)、アンジェリカ(トウキ)など栽培されており、オレガノや黄ヤロウ、タイムもまだ花を咲かせていました。香りも楽しめます。(8月24日)
奥は、自然林散策コースが1から10まで順路に沿って、樹木の森を、ゆっくり散策できます。

秋の花、ワレモコウや萩が咲いていました。

隣の森は「らいてうの森」となり、明治から昭和にかけ女性解放運動・平和運動に関わった平塚らいてうさんが、晩年、好まれた森だそうで、コナラなどの森で、静かでのんびり過ごせます。
こちらも、標高が高いので、ハーブの盛んな7月頃がベストかもしれません。
『薬草の森りんどう~菅平薬草栽培試験地』はこちらから・・・