スギナ
春を呼ぶつくし。そしてすぐにスギナが現れます。(写真は3月30日小さなスギナが出てきました)
スギナのお茶について、「Medical Herb 27号」(日本メディカルハーブ協会)に書かせていただきました。
ドイツの水療法で有名なクナイプ神父は、出血、吐血、膀胱及び腎臓の障害、尿路及び結石に『独特で代替できずしかも非常に貴重である』と断言した」と書いています。
5月になると新茶ができますが、春季療法に是非お試しください。日本でも自然食品店等で購入できます。
穏やかな香りで、飲みやすく、解毒作用もありますから、今が良い時期です。
一部抜粋して・・・飲み方を
・鼻血にはこのお茶を鼻に流し込むと効く(スギナが固いので、数時間水につけておいてから、そのまま10~15分煮て、火を止めてさらに数時間おいてから漉す)。
・また、セントジョンズワートとのブレンドティーは、夜尿症に効果がある
・スギナティーは、動脈硬化の予防や解毒に役立ち、胃の浄化には冷たいスギナティーを一定時期に摂ると効果的。また、骨の再生や組織の若返りの効果があると聖ヒルデガルトも書いているシマセンブリとのブレンドティーには腎臓の浄化作用があり、ジュニパーおよび、少量(苦いので)のワームウッド(ニガヨモギ)とのブレンドティーには強壮と血液浄化作用がある。
ドイツでは、成分を抽出する最もよい方法が古来よりワインによる浸出だとされています。ワインに薬草を入れて煮たて浸出させる、またはそのまま浸けておく方法があります。
スギナワインはスギナをすりつぶしてワインに入れ、2週間ねかせて作ります。1日3回、小さなリキュールグラスで飲むと、血色がよくなり強壮効果があります。
民間療法に、スギナパウダーを牛乳に入れて沸かした強壮剤があります。血液をつくる効果もあるとされていて、毎日小さじ半分を摂ります。
ブランデーやウォッカなどアルコール分の高い蒸留酒1Lにスギナ50gを入れ、ときどき瓶をふって2~3週間おいて作ったチンキ剤は、民間療法で多汗に用いられ、靴の中敷きに塗っておくとよいそうです。