7月下旬に、ポーランドヴロツアフと、クラクフを訪ねました。
そこには、大学植物園があり、暑い市内でも、植物園だけは涼しさを与えてくれたのです。
クラクフは、ポーランド南部に位置し、14世紀の偉大な王、カジミェシュ三世がポーランド王国を確立し、基本法を設け、首都となったところです。大王と呼ばれ、ユダヤ人を保護し、冷遇されていた農民も保護しました。ポーランドで初めての大学を作ったのも大王です。
そのヤギュウォ大学の植物園があります。(Ogród Botaniczny Uniwersytetu Jagiellońskiego)
1785年に設立されたポーランド最古の植物園は、旧市街から歩いて20分ほど。
広い植物園の割に小さな門から入ります。中は多くの種類の樹木で覆われ、中でも300年になるオークの木は見事です。システムに沿った植物区画や、効能別薬草園も広々としており、時間が必要です。
又、ヴロツアフ大学の植物園は、聖シュテファン大聖堂の北側に位置しています。
16世紀に大学を計画していたものの、クラクフに反対され、200年後にイエズス会のアカデミーとしてつくられたのが始まりです。
その後他の大学からの吸収や、先の大戦があり、1945年8月にヴロツアフ大学が再建されました。
植物園Ogrodu Botanicznego Uniwersytetu Wrocławskiegoには、修道女さんが若い見習修道女に、薬草の説明をしていました。こちらの植物園も、ポーランドで2番めの植物園。
アドルフ・エングラーシステム区画、薬草園、アルプスの植物、水生植物などなど、木陰で休みながら周れます。リンネの胸像も庭の中で見守っていました。