ブルガリアのバラ
2009年の夏、タオアシス社では夏の旅で、バラ博士のヴァプナー教授のご案内で、バラの谷の旅をしました。
ダマスク・ローズです。 Rosa damascena
バラ博士のディートリッヒ・ヴァープナー博士
3年前のタオアシス社主催の「アロマテラピー専門会議」でお会いしてきました。フランス人の様な素敵な紳士です。香が芸術にどう作用するか講義をなさいました。
博士は若い頃より医学を学び、その後化学者へと転身し、ミュンヘン工科大学で化学の教授として教鞭を取りました。 彼の指導下グループは化学的環境技術(飲料水の浄化、排水処理、コンポスト処理など)の分野に従事しています。 20年以来、ナチュラルなアロマ、特に精油とブレンドに集中的に取り組んでいます。その後、小さな学術・科学的な会社を設立しました。 会社はアロマテラピーに使用する精油とブレンドを作っている。 彼は設立当初からN.O.R.A.(ナチュラル・オイル・リサーチ・アソシエーション)のインターナショナル・ロンドン・ミュンヘンの会長である。 ここではテラピー、化粧品、香水品、出版の分野に関する講演会、セミナー、講義などが行われており、学術的研究がなされています。 タオアシス社のアロマ・アカデミーでの特別講師も担当されています。IFAロンドンの名誉会員です。
ブルガリアローズ Rosa/bulgarish
麗しい薔薇の香り。こちら関東ではたくさん咲き始めました。
甘い香りが垣根越しにただよっていて、散歩をしていてもまわりの緑に赤や白、黄色のバラが目立ってきています。
ローズハチミツ」をつくり、ディンケルパンにつけて試食をしました。
赤いバラから採れる精油は、甘く成熟した重い香りが特徴です。
タオアシスでは100%と2%inホホバがあります。
トルコ産もありますが、香は地域性で全く違います。これはその日によって好みが違ってくる不思議な香りです。冬には凍り、手で温めて常温になります。
ローズ芳香蒸留水での冷やす作用がパソコン疲れの目を癒します。
12世紀の修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、「ローズは喜びをセージは慰めを」と言っています。この二つのハーブティーは格別です。
「ヒルデガルの植物を学ぶ会」第一回(2007年11月)のテーマがローズとセージでした。この時は「
ローズの花を粉にし、ハチミツに入れ、コウリョウキョウパウダーを入れてローズハチミツを作ります。これは神経のトラブル時に効果的で、口に含み粘膜から吸収させます。
ヒルデガルトは「どんな生き物も、ほかの生き物と結びついていて、ほかの生き物に支えられています」と書いています。
自然を通じて私たちの魂は癒されます。人間が、病気やそのほかさまざまな負担によって、怒りっぽくなったり、イライラしたり、無作法になったりしたときは、ローズが助けになります。ローズは、ヒルデガルトによれば、「優しさ」を意味します。ローズが、心に新たな優しさをもたらします。
写真は「ヒルデガルト修道院でのヒルデガルト像とバラ」7月
次回例会は5月27日金曜19時から植物テーマは「ヤロウ」です。